アカタン砂防堰堤群(さぼうえんていぐん)

明治時代にたびたび起こった赤谷川の土砂災害を防ぐため着工され、今もその役目を果たす堰堤

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亀甲積み工法の現役土木遺産

明治33年に行われたアカタン砂防堰堤の工事では、女性は千本突きによる土堰堤を築堤し、男性は石積み作業を行ったと言われています。

庭園や茶室、鉄筋コンクリートで建てられた洋風の別荘など、北前船の船主・右近家の繁栄からも分かるように北前船の発展は当時の日本経済を支えるほど大きなものでした。

8号堰堤.
(C)福井テレビ

奥の東堰堤
(C)福井テレビ

石積みは岐阜県から専門石工を呼び寄せたとも言われ、「亀甲積み」と呼ばれる工法で、一つの石を中心に周囲を6個の石で取り囲むように積まれています。

さらに下流洗掘に対処していることや水圧を低減する構造となっているなど、先人の優れた知識や技術が集結した砂防施設遺産であると言えます。

100年を経た今も、2基の土堰堤と7基の石積堰堤、石積堰堤と護床工が階段状に連なる堰堤群が現存、その役目を果たしており、平成16年には国の有形文化財に登録されています。

松ヶ端堰堤
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