舟橋・九十九橋(ふなばし・つくもばし)

戦国武将、柴田勝家ゆかりのふたつの橋。九頭竜川に小舟を並べ鎖で繋いだ舟橋と、足羽川にかかる半石半木の九十九橋

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勝家最後の決戦

織田信長亡き後、次第に発言力を強める羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)と、それに反感を抱く柴田勝家との戦いとなった賤ヶ岳(しずがたけ)の戦い。この戦いには信長の後継者争いが絡み、織田家の家臣たちを二分する戦いでもありました。

1582年12月、秀吉はまず長浜城を降伏させ、続いて次々に敵城を陥落していきました。勝家は近江へ出陣しましたが、戦況は厳しくなるばかりで、ついに北庄城に退却。

北庄城は、追ってきた秀吉軍に取り囲まれ、4月24日、勝家と妻のお市の方(おいちのかた)は自害。落城前夜、勝家は城内の者を集めて最後の宴を開き、自害の前にはお市の方に城から逃れるよう説得したといわれます。

半石半木の九十九橋(福井城旧景より・福井県立図書館蔵).
福井県立図書館蔵

九十九橋(現在)
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船橋
九頭竜川に四十八隻の船を繋いで架けられた船橋。勝家は、「刀狩り」で集めた鉄で作ったクサリで船を繋いだといわれる。
住所:福井市船橋
交通情報:JR福井駅から約5,2km、車で13分