三方石観世音(みかたいしかんぜおん)

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鶏の声で完成した、片手観音

33年に一度だけ公開される、三方石観世音の本堂にある聖観世音菩薩。別名「片手観音」とも呼ばれ右手首がありません。

三方石観世音のご開帳は33年に一度.
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これは、約1200年前に若狭遍歴の途中で三方に立ち寄った弘法大師が、一夜のうちに石観音を大きな岩に彫り込もうとしましたが、夜明け前に鳴いた鶏の声で夜が明けたものと思い込み、石観音の右手首を彫らないまま立ち去ったためと言われています。

弘法大師は鶏の鳴き声で朝が来たと思い石観音を彫りかけたまま
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その逸話から、この霊場は手や足の病にご利益があると言われ、現在も多くの人たちが訪れます。また、御手足堂には、完治した人たちが納めた手や足の形をした御礼の絵馬が数多く納められています。

手足の病にご利益があるとされ多くの人が訪れる
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雄手足堂には完治した人たちの手足型の絵馬が納められている
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三方石観世音
本堂に、弘法大師一夜の作と伝わる聖観世音菩薩が安置されている、北陸三十三ヶ所の霊場。
住所:三方上中郡若狭町三方22-1
交通情報:JR小浜線三方駅より車で約5分