(C)福井テレビ
『正法眼蔵』(しょうぼうげんぞう)は、道元禅師が仏道の根源を説いたもので、1231年から1253年まで生涯をかけて著した95巻に及ぶ大著です。
道元禅師が永平寺を開く前、吉峰寺に滞在するおよそ1年の間に、その3分の1を著し、弟子たちに示しました。
『正法眼蔵』は、仏教思想に基づいた哲学書でもあり、後に西洋の哲学にも影響を及ぼしました。
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道元禅師の教えを今に伝えるものとしてもうひとつ、『坐禅石』(ざぜんせき)があります。坐禅石は、吉峰寺の法堂の裏手にある石で、かつて道元禅師がこの上で坐禅を組んだと伝えられるものです。
吉峰寺蔵
坐禅石を詠んだ漢詩の詩幅が、吉峰寺に残されています。この漢詩は、寛政8年(1796)、前年に永平寺の50世となった玄透禅師(げんとうぜんじ)が、吉峰寺を訪れ詠んだものです。
静かに今に留まる坐禅石。無言の教えを説き続けているようです。